三杯の茶湯の学問:お茶選びから口に入るまでの完全品茗の旅
高山烏龍茶の旅を楽しむには量でなく質が大切。三小杯の茶湯にはお茶選び、水選び、茶器、水の沸かし方が含まれる。一見簡単に注水してお茶を飲むだけだが、心を込めれば環環相扣:細部に心を込めるほど香りが応える。お茶選びから品飲まで七つの工程が完全な品茗の旅を構成する。
高山烏龍茶の旅を楽しむには量でなく質が大切。三小杯の茶湯にはお茶選び、水選び、茶器、水の沸かし方が含まれる。一見簡単に注水してお茶を飲むだけだが、心を込めれば環環相扣:細部に心を込めるほど香りが応える。お茶選びから品飲まで七つの工程が完全な品茗の旅を構成する。
製茶は味がおかしくなることを恐れる。茶葉品質評価師・陳峰城氏が提示する16種の「味がおかしい」:焦げ味、味が薄い、青臭味、こもった味、苦渋味、古茶味、鮮緑味、老茶葉味、酸味、雑味、異臭、加味、日光臭、煙焦味を帯びる、茶袋臭、泥土臭、製茶から貯蔵まで各工程の失敗を網羅。
注水時お茶を淹れる者は気を整え、水を一貫して注ぎ下し、速さを変えず、途切れ途切れになってはいけない。安定した水流で茶葉が均等に加熱され、可溶物が均衡よく放出される。気を整えるのは身体準備、水流は集中して力強く、リズムを保ち途中で止めない、一つ一つの細部に心を込めれば香りが応える。
茶葉の耐泡性は可溶物含有量と抽出速度によって決まる。凍頂茶の総可溶物含有量は35.85%、一煎目の抽出率は28.68%、その後毎回安定して24.6-24.7%。凍頂茶の抽出率は文山包種茶より低いため、より耐泡性がある。耐泡性は品質の良さと同義ではなく、茶種の特性による。
口味は主観、お茶を淹れるのは客観。各人がお茶を飲む濃淡は異なり、品飲者の好みと口味の濃淡で決めるべきで、タイマーで秒数を測るべきではない。自分でお茶を淹れて自分で飲むなら自分の口味は自分が知る;友人と共に楽しむなら適時調整。毎回異なるお茶を淹れてこそ楽しみがあり、茶性を掴めば秒数に縛られない。
蒸留水は既に蒸発した水を再び集めたもので、実は活性がない。これでお茶を淹れると平板で、高山烏龍茶本来の起伏に富んだ味わいが楽しめない。水の活性は適度なミネラルと微量元素から来る、良い水が良いお茶と出会って初めて相乗効果を生む、これが「天の配合」。
茶湯はカップの影響を受ける。薄手カップは熱伝導が速く香りを発散し、高山烏龍茶に相乗効果;厚手カップは保温性が良く、中焙煎茶に醇厚な茶湯の効果を高める。軽発酵茶は薄手カップで熱いうちに、重焙煎茶は厚手カップでゆっくり味わう、対症療法こそ王道。
茶葉の浸出時間は品飲者の好みと口味の濃淡に依るべきで、タイマーで秒数を測るべきではない。毎回異なるお茶を淹れてこそ楽しみがある。毎回の味わいが固定なら一度淹れて何度も分けて飲むのと同じで、起承転結の変化を欠く。一煎目のお茶が最も重要で、全体の品飲基調を定める。