凍頂烏龍茶の名前は、その産地である南投県鹿谷郷の「凍頂山」に由来しています。


山の名が、銘茶の名になるまで

凍頂山は鹿谷郷に位置し、標高約600〜1,000メートル。年間を通じて霧が立ちこめ、土壌は深く肥沃な黄紅壌で、気候は涼しく雨量も豊か、日差しも穏やか。茶樹の生育に理想的な環境が整ったこの山地で育まれたウーロン茶が、山の名をそのまま冠して「凍頂烏龍茶」と呼ばれるようになりました。

福建から運ばれた茶苗が、凍頂に根を張る

清の咸豊年間、鹿谷初郷村の林鳳池が福建省で科挙試験に合格し、故郷へ錦を飾って帰る際、福建産のウーロン茶苗36株を持ち帰ったと伝えられています。そのうちの一部が凍頂山周辺の友人に分け与えられ、無事に根付いて茶園へと広がったことが、凍頂烏龍茶の始まりとされています。茶の品種と地名が交わったその瞬間が、この名前の原点です。


一つの地名、一つの旅路、一握りの茶苗——それが凍頂烏龍茶という名前の由来です。この山地の風土が茶の風味にどう影響しているか、興味があればぜひ鹿谷の自然環境や製茶の特徴もあわせてご覧ください。

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