イングリッシュブレックファストティーは一般的に、アッサム茶・セイロン茶・ケニア茶を一定の割合でブレンドして作られています。
三種の茶葉、それぞれの役割
この三種の茶葉の組み合わせには、それぞれ明確な理由があります。アッサム茶はコクと濃さを、セイロン茶は風味を、ケニア茶は水色(すいしょく)の鮮やかさをもたらします。三者が組み合わさることで、色が濃く、味わい豊かで、ミルクとの相性も抜群の朝の一杯が生まれます。
各社の配合比率は門外不出
ほぼすべての茶商が独自のイングリッシュブレックファストティーを持っていますが、各社のブレンド比率は企業秘密として守られています。一人前のブレンダーになるには五年以上の訓練が必要とも言われ、熟練した職人ともなれば十年を超える経験を積んでいます。毎年、各産地の茶葉の品質に応じて配合を見直し、変わらない味わいを守り続けています。
ブレンドティーの日常における役割
希少性や個性を重視するシングルオリジン茶と比べ、ブレンドティーは価格も手頃で、日常的に楽しみやすいのが特徴です。イングリッシュブレックファストティーはその代表格——特定の農園や季節にこだわるのではなく、安定した親しみやすい味わいで、毎朝の食卓に寄り添います。
ブレンドティーは一見シンプルに見えて、その裏には職人の長年の技と経験が詰まっています。ブレンドティーの世界に興味が湧いたら、長い歴史を持つアールグレイも、ぜひ次に探ってみてください。
